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ストーリーを着るアロハシャツ「KIRYU ALOHA」
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「KIRYU ALOHA」へ込める想い
- 桐生は江戸時代に「西の西陣、東の桐生」と、絹織物の産地として称されていました。
明治時代になると絹織物は横浜港から海外へ輸出され、外貨獲得に大いに貢献しました。
織の一大産地、ここ桐生からもう一度、文化を発信したいという想いで社名・商品名共に「KIRYU ALOHA」と名付けました。
「KIRYU ALOHA」の商品は、桐生市内の職人による手仕事です。
着物生地によって、絹の硬さや目の細かさが異なるため、一針、一針丁寧に縫製します。
また、アンティーク着物から作ることにこだわっているため、時代を経ている着物から形を変えることは職人泣かせな作業のため、時間と労力をかけて完成させます。
「KIRYU ALOHA」はボタンもこだわり、ココナッツボタンを使用します。フロントにつけるボタンはシャツの顔とも言えます。ココナッツボタンが見せる様々な顔もお楽しみいただけます。
昔の職人が想いを込めて織った着物を、現代の職人が想いを受け継ぎ生まれ変わらせます。 -
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着物の形を変えて纏(まと)う
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着物の現状
- 日本の伝統的な民族衣装「着物」は、洋服とは異なる風情がありとても魅力的です。
しかし、洋服のように簡単に着脱できないことや、時代の変化で着物を着る機会がどんどん減っていることもあり、「着物離れ」が進んでいます。
「着物を着たい」「着物に興味がある」と思っていても、着付けの仕方が分からなかったり、着付けに時間がかかる、お金がかかるなど、悩みを抱えて一歩踏み出せずにいることも大きな原因です。
着物が着られなくなっていくのと同時に、多くの職人さんや技術、関連企業が失われ続けています。 -
着物を身近に感じる
- 「着物を着たいけど踏み出せない」
そんな多くの人と、着物をマッチさせるにはどうしたら良いか時間をかけて考えました。
「気軽に着物を纏(まと)い、身近に感じてほしい」という想いから、着物の形を変えることにしました。着物としては着られなくても形を変えることで、昔の技術や着物文化の良さを体感していただける機会をつくれると考えたのです。 -
アロハシャツのルーツ
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約100年以上前の話
- 約100年以上前、日本人は移民としてハワイに渡っていました。
日本人の多くはサトウキビ畑や製糖工場の労働者でした。ハワイの地で日本移民は、パラカ(ヨーロッパの船員たちが着ていた開襟シャツ)が日本の木綿絣(もめんがすり)に似ていることから好んで愛用していました。しかし、厳しい労働環境の中、お金に困った日本人も多くパラカを買うことができませんでした。
物を再利用することが得意であった日本人は、持参品であった着物をパラカ風に仕立て直したのがアロハシャツのルーツと言われています。(諸説あり) -
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ルーツを辿って
- 着物を着る機会が減っていく中、「もっと着物を身近に感じて気軽に纏(まと)って欲しい」という想いから、着物にまつわる歴史や、着物の現状を改めて勉強しました。
その中で、約100年以上前に日本人が着物から作ったことがルーツとされる「アロハシャツ」へ辿りつき、当時の再現を試みようと考えました。
また、「当時の時代を纏(まと)いながら感じてほしい」「想いを馳せてほしい」と思い、当時に近いアンティーク着物からアロハシャツを作ることにもこだわりました。
伝統ある独特な柄やデザインの歴史も継承します。 -
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- 「自由な芸術が花開いたクリエイティブな時代の染めや織の手仕事」
「技術が詰め込まれた着物を手に取り、昔の技術や着物文化の良さを感じる」
着物が一つ、一つ持つストーリーを纏(まと)うことで文化を継承できます。 -
- 【アンティーク着物をといて洗い、反物に蘇らせる工程】
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オーダーメイド販売開始
- 現在「KIRYU ALOHA」は、羽田空港旅客第1ターミナル4階の「Lanai TRANSIT HAWAII」ショップ内で販売しています。
「より多くの人に、着物の歴史やアロハシャツのルーツ、KIRYU ALOHAを作る想い」を知っていただきたい。
「桐生市内の職人が、高い技術でアンティーク着物から手仕事で形を変えて、現代に蘇らせたアロハシャツ」を知っていただきたい。
と強く思い、プロジェクトを立ち上げました。
また、プロジェクトを機にオーダーメイドでの取り扱いを開始することにしました。
通常は完成したアロハシャツをお選びいただきますが、折角の機会、ご支援頂いた方には着物生地から選ぶ楽しみも感じて頂きたいと考えました。着物生地に合わせてボタンもお選びいただき、サイズもご相談に応じてお仕立てします。
人それぞれの肌の色や雰囲気で、着物は違う顔をのぞかせます。
着物を直接手に取り、様々な着物との出会いを楽しみ、一枚の着物と巡りあってください。
その時代に想いを馳(は)せながら、アロハシャツに形を変えて纏(まと)うことを想像し、心躍らせ、出来上がるまでの余韻を感じてほしいと思っています。
「当時に近いアンティーク着物を、時を超えてアロハシャツに形を変えて繋(つな)いでいく」
その空間を、ご一緒させていただき、「KIRYU ALOHA」を末永く愛していただけると幸いです。 -
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9月1日 18:00~【完成品の一点ものアロハシャツ 3点追加掲載を開始しました!】