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まちに、もう一度「縁側」を
- 群馬県館林市。
かつて織物で栄えたこのまち。時代とともに賑わいが薄れていき、担い手の少なくなった伝統文化は、静かに役目を終えつつあります。
かつては当たり前だったご近所同士のつながりや、子どもたちが自然と集まれる縁側のような場所も、少しずつ失われてきました。
でも。静かな誇りは、今でもまちに確実に息づいています。消えゆくものをただ懐かしむのではなく、「次の時代の風景を、つくっていきたい」。そんな想いから、私たちの挑戦が始まりました。 -
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伝統を次代につむぐために - 紬•組 のはじまり -
- 「合同会社 紬•組 (つむぎぐみ)」は、館林の伝統織物である「館林紬 (たてばやし つむぎ)」を次の世代へとつむいでいくために立ち上がった会社です。2025年7月に、法人設立2周年を迎えます。
- 館林紬は千年以上の歴史を持ちます。あざやかな色合いが特徴で、晴れ着のシルク製ではなく、日常着の木綿製なのも魅力のひとつです。一反一反に、職人たちの技術と時間、そして地域の風土までもがしっかりと詰め込められています。
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- しかし現在、館林紬の価値を知る人や技術を担う人は、減少しています。
まちの文化の灯が、静かに消えてしまう前に。私たちは、紬を「守る」のではなく、現代の暮らしの中で「活かす」ことで、次の世代へとつむいで行くための取り組みを、実施して来ました。 -
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文化と暮らしをつむぐ「ツムギトエンガワ」
- 2025年、春。
築120年の古民家をリノベーションして、「ツムギトエンガワ」をオープンしました。
まちの“縁側(=エンガワ)”として、地域の歴史と伝統、文化と暮らしをつむぐ拠点となっていく予定です。実際に、こんな機能があります:
・合同会社 紬•組 本社
・はた織り体験 教室
・館林紬グッズ 販売店
・綿花栽培プロジェクト 拠点
・市内外の方々が集う憩いの場
リノベーションを開始してからというもの、内装や床の張り替え、照明やエアコンの設置など、400万円程をかけて取り組んで来ました。でも、まだまだ建物として整備が必要です。 -
- 今回のクラウドファンディングでは、200万円のご支援をお願いします。資金は以下に活用させて頂きます:
・屋根の葺き替え、雨漏り改修...150万円
・縁側のひさし増築...50万円 -
- リワード(返礼品)としても、さまざまなものをご用意しております。応援頂いた方は全員(任意)、 弊社ホームページと、ツムギトエンガワ 寄付名版に、お名前を掲載させて頂きます。楽しみにお待ちください。
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未来へ、ともにつむぐ
- 「ツムギトエンガワ」は文化をつむぐだけの場所ではありません。館林紬を今に活かし、まちの企業や職人、学生や行政との協力関係を広げ、観光や教育の現場としても発展させていく予定です。
ここから新たな経済や交流を生み出し、たくさんの方の力を合わせて、伝統を軸にした地域づくりを展開していきたいと思います。
今回のクラウドファンディングは、私たちのまちの新たな「はじまり」に必要な一歩です。最初の一歩が、このまちの未来をつむいでいくための土台となります。
想いに共感してくださる方は、力を貸していただけるととても嬉しいです。一緒に、文化を未来へ紡いで行きましょう。
応援、どうぞよろしくお願いいたします! -