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農林水産省規格のブランド豚「えばらハーブ豚未来」
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「えばらハーブ豚未来」の魅力
- 群馬県高崎市にある有限会社江原養豚で育てている「えばらハーブ豚未来」は、飼料に抗生物質・合成抗菌剤・駆虫薬を一切使用していません。一般的に豚を育てるには、病気を防ぎ成長を促すための抗生物質等を餌(えさ)に加えたり、飼育中に注射で投与します。江原養豚では2000年より24年間、分娩から出荷まで全てのステージにおいて抗生物質・合成抗菌剤・駆虫薬を一切使用せず、徹底した衛生管理で育てています。
また、豚肉本来の美味しさを作りだすために、飼料に数種類のハーブや乳酸菌、有機酸などをブレンドして与えています。数種類のハーブ効果で保水性が高まり、肉質は柔らかく、脂は旨味が増してあっさり透き通った味わいです。ハーブ飼料はビタミンEが一般飼料のおよそ10倍含まれており、抗酸化作用が高く肉の鮮度が長持ちします。
抗生物質を全く使用しないという考え方は、ヨーロッパでは主流です。
しかし、コストの高い専用飼料が必要で且つ高い飼養技術が求めらるため、飼養密度の高い日本では成功例はほとんどありません。 -
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農林水産省規格のブランド豚
- 「えばらハーブ豚未来」は、SPF種豚(清浄豚)の使用や飼料給与など、誰が見ても管理状態がわかるように2006年から農林水産省規格の生産情報公表JAS認証(※1)を受けてトレーサビリティ(生産情報や流通経路のこと)を明確にしました。国内の豚肉ブランドで、生産情報公表JAS認証の取得と連続更新は2ブランドしかなく、そのうちの1ブランドが「えばらハーブ豚未来」です。
厳しい審査基準と認証事業者の細部に及ぶ審査を経て、大切に、大切に育てています。
(※1)生産情報公表JAS認証とは
生産情報公表JAS認証の規格は、「食卓から農場まで」顔の見える仕組みを整備する一環として制定された、農林水産省(国)の任意規格です。トレーサビリティ(生産情報や流通経路のこと)に加え、給餌情報や動物用医薬品等の投与情報なども知ることができます。 -
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日々の積み重ねで確立したブランド
- 24年前、第一次産業の生き残りとして「生産性の向上と効率化、更なるコストダウン」が主流の中、「食の安全性、美味しさの追求」と違った視点で選択した「抗生物質・合成抗菌剤完全不使用」を、日本で取り組んでいる人は誰もいませんでした。
取り組み当初3年間は豚が思うように成長せず、とても苦戦しました。
そこで、見聞を広げようと全国各地の様々な講習会に参加しました。ある時、医療現場における耐性菌問題をテーマにした医学博士の講演会を受講し、主催者の方々に「抗生物質・合成抗菌剤完全不使用」に取り組んでいること、経営が苦しく断念しかけていることを話しました。すると、「あなたの取り組んでいることはとても素晴らしく、とても凄いことです。絶対にやめないでください。」と激励されたのです。
主催者の激励により、「今は苦しくても、我慢の時期。本当に必要としている人に届けられるよう諦めずに頑張ろう。」と沈みかけていた心も明るくなり、改めて決意も固まったのです。
取り組みを始めて4年目の2003年頃からは、少しずつ豚の状態が安定していきました。
現在ではこの時間の積み重ねの結果、抗生物質・合成抗菌剤、更には駆虫薬まで完全不使用の生産管理が日常となっています。(必要最小限のASF・豚熱などのワクチン接種は行います)
結果的にヨーロッパより6年先行して取り組んでおり、小さな農場でありながら、世界に通用するブランドになったと自信をもっています。 -
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群馬ミート㈱は「えばらハーブ豚未来」の想いを一緒にお届けします
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江原養豚との出会い
- 2003年7月20日の上毛新聞一面に、江原養豚の取り組み記事が掲載されました。群馬ミート社長の征矢野が感銘を受け、この記事をきっかけに江原養豚との取引がスタートしました。
「えばらハーブ豚未来」の取り扱い当初はブランド化して間もなかったため、販路拡大に苦戦しましたが、歳月をかけて少しずつ認知して頂けるようなりました。
「えばらハーブ豚未来」を更に多くの人に知っていただき、「食」を通じた「健康」や、「豚肉本来の美味しさ」を伝えたいと、販売会社の当社が今回のプロジェクトを立ち上げました。 -
社長からのメッセージ
- 江原養豚が手塩にかけて育てた「えばらハーブ豚未来」は、生産情報公表JAS認証を取得しており、第17回農林水産祭【天皇杯】、第26回日本農業省【大賞】、第36回農林水産祭【内閣総理大臣賞】を受賞する、群馬発の素晴らしいブランド豚です。
華々しい受賞歴がありながら、弊社の力不足でまだまだ日の目を見ておりません。
他に類をみないブランド豚を、より多くの人に味わっていただきたい。
そして、ファンになっていただきたいと、心から願っております。 -
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